付帯部分の塗装の利点と注意点

 付帯部分の塗装は、箇所によって目的が異なりますが、基本的には外壁塗装と同時に行います。
それによる利点には、以下のようなものがあります。

●美観を保ちやすくなる
外壁塗装と同時に行うと、塗装の劣化も同じくらいの速度で進むことになります。
そのため、塗装しなかった部分が変に目立つということもなくなります。

●経済的である
建物の塗装は、基本的に高所での作業が必要になるので、足場代が発生します。
もし外壁と付帯部分の塗装のタイミングをずらすと、その都度足場代が発生することになります。
同時に行うことで、足場代を節約することができます。

付帯部分を同時に塗装することには、このような利点がありますが、一方で注意点もあります。

■材質に合った塗料を使う
木部と金属部では、それぞれ合った塗料は異なります。
また、メーカーによっても仕様は異なるので、それに合わせる必要があります。

■見積もりをチェックする
見積書に、「付帯部塗装」という項目がなければ、そもそも塗装はしてもらえません。
また、付帯部塗装が「一式」という項目でまとめられていると、「どこを塗装するのか」「どの箇所にいくらかかるのか」ということが分かりません。

ですから、最初の段階でしっかりチェックしておきましょう。